やってみる
澤田 華歩さん
教育学部 学校教育教員養成課程
留学期間:2015年8月~2016年5月
留学先:カリフォルニア州立大学チコ校
留学先大学について
tutor
チコはカリフォルニア州の中でも自然に囲まれた町で、長野県と似たような環境でした。チコ校は学習面においても、生活面についても、とてもサポートのあつい良い大学だと思います。学習面については以下の欄に書きますが、生活面でのサポートの例をいくつか紹介します。
大学内でのイベントが非常に多く、ほぼ毎日なにかしらの活動が行われています。チコ校の学生であれば無料で参加できるものも多く、自分が望めば限りなく沢山のことが経験できる場が提供されています。私は使用しませんでしたが、大きなトレーニングジムがあるので、そこでリフレッシュすることもできます。怪我等をした時、Access Resource Center(ARC) が助けてくれます。キャンパスが広く10分の空き時間で移動ができないときなどはカートなどをお願いして、クラスまで連れていってもらうことも可能です。
一番大きな助けになったのが、チコ校のチューターシステムです。交換留学生一人に付きバディ(現地のアメリカ人)が一人必ず付きます。バディは全員海外留学経験者で、何が不安か、どんなサポートが必要か、とても分かってくれます。困ったことは何でも相談していました。彼女のおかげで友達もたくさんできたし、カリフォルニア州の色んなところに連れていってもくれました。
学習面について
まずは履修に関して触れます。私は教育学部ですが教育関係以外の分野にも興味があったので、取りました。私が取った科目(脳科学、コミュニケーション、スピーチ、自閉症児学など)では制限がかかることは無く、教授に相談に行けば柔軟に対応していただきました。私の場合、とても学びたい内容が院生向けの授業だったのですが、教授と交渉し受講させてもらっていたので、正直言ったもの勝ちという気がしています。授業によると思いますが、読書量が非常に多いものの、どの授業もユニークで面白い授業です。授業のシラバスが事前に大学のHPに載っているので、一度自分で調べてみて想像を膨らますのもいいかもしれません。
次に、大学が提供しているサービスについて紹介します。ライティング・リーディングの無料チューターが毎日決められた時間に受けられます。Walk inなので、自分が必要な時に行って、レポートを直してもらったり、書き方を教えてもらったり、といった指導を受けられるそうです。
大したことではないですが、最後に図書館について。テスト前は確か24時間オープンしていたと思います。大量の本、机、ホワイトボード、プロジェクター室など多くの設備が整っていてテスト前に関わらず多くの人が勉強しています。4階は友達と勉強する人が多く、その他の階は個人で静かに勉強している人が多かったです
生活について
great roommatea friend
まず大学までの交通手段について書きます。私は現地で自転車を購入しました。大学に近い場所に住んだとしても、買い物等で他の場所に行きたいとなると自転車は必須です。バスも走っているのでそれを使うことも可能ですが、1時間に一本の割合でしか来ないので、あまり便利ではないです。あとは車持ちの友達に乗せてもらうか、です。
家についてです。私は友達とシェアハウスしていました。ブログにも書きましたが、私はチコで一度引っ越しをしました。理由はいくつかありますが、メインのことは男性と一緒に住むのが嫌だったこと、治安があまりよくなかったこと、家賃意外に色々とお金がかかったことなどです。住んでいて身の危険を感じることはありませんでしたが、引越して良かったと思います。ほぼ1年間住むことになる場所なので、身体的、精神的、金銭的にストレスがかからない家選びをおすすめします。
自分で探して手続きすれば、ボランティアをすることもできます。私は春学期中、現地の小学校と高校でボランティアをさせてもらっていました。
留学で得たこと
Community night
一言では言いきれないです。一つ目は、英語力でしょうか。帰国前にTOEFLを現地で受け、スコアは以前より30点ほど上がりました。学術的な意味での英語力もアップしましたが、英語で話すということにも自信がついたように思います。留学当初、授業内でのディスカッションに上手く参加できず落ち込んでいましたが、私が何かを話せば現地の人達は真剣に理解してくれようとしてくれます。そんな状況下で自分から言うのをためらうのはもったいない、聞いてくれようとしている人に対して失礼だと思うようになってから、伝えたいことは一生懸命伝えるようになりました。そういうコミュニカティブな部分での英語力もアップしたように思います。
次に、日本人としての自覚です。こういうのは少し変かもしれませんが、留学して国籍を異にする人の理解できない行動を見たり、やっぱり温泉に入りたいなと思ったりして、私は日本人なんだなと実感しました。また、留学して日本の文化など詳しく調べるようになったと思います。というのも、聞かれて説明する機会が多かったからです。
最後にチャレンジする精神です。無理かなと思ってももう一歩だけ頑張ってみる、お願い・相談してみるなどとりあえず試していました。そのためか、留学期間を通して「あの時こうしていたらどうなっていただろう」ということは無いように思います。自分のできる範囲でやれることはやってきたし、やれなくてもその時はそうするしかなかったという過ごし方をしていたので、私のチコ校生活に後悔はありません。
後輩へのアドバイス

halloween
アドバイスという程のものではないですが、自分がやってみたい、少しだけど気になると思ったらためらわずにやってきてほしいと思います。留学は私にとって一つの夢でした。出国の日、母に「今日、夢が叶うんだね」と言われたことがとても心に残り、留学中とおして、私は夢を叶えてここにいる、と感じていました。現地に入り、自分の英語力に自信が無くなったり、生活が思うように上手く進まなかったりして落ち込むこともあるかもしれませんが、その時は無理して外に出る必要はないと思います。しっかり休息を取って自分と向き合い、動きたくなったら動けばいいんです。そういう時間も必要なはずなので。ただ、後悔はしないようにしてほしいです。アメリカは自由の国なので、人に迷惑をかける行為以外はどんなことでも尊重されます。してみたいファッションがあればしてみればいいし、学びたいものがあるなら自分から積極的にアプローチをかけてみるのもあり。ストリートライブしたければすればいいし、イベントを主催してみてもいい。やってみて、合わなかったらやめればいい、ただそれだけではないかと思います。そういう意味では恥ずかしさを捨てて自分のしたいことを目一杯してきてほしいです。
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